誕生祝い

明日から天気が崩れるというので、給水所公苑へ出かけました。薔薇は未だ開花しておらず、藤と木香薔薇が咲き誇っていました。木香薔薇は、小枝1本でも素焼の陶器など素朴な器に活けると、よく似合います。木陰のベンチでは、老人が本を読んだり、スマホをいじったりしていたので、私も朝刊を一通り読みました。池では女の子たちが、歓声を上げながら網で小魚やザリガニの子を掬っています。橋を渡りながら「後で返してあげるのかな」と訊いたら、はっきりと「返してあげます」と返事があったので、頷いて通り過ぎました。咲いてはいなくても、勢いよく蕾を捧げて輝いている薔薇の木を見るのは、いい気分でした。

花屋へ寄って、まもなく来る誕生日のための花を買いました。去年の台風の塩害のせいで、今年は百合などの白い花が、あまり市場に出ないのだそう。年に1度の自分への御褒美なので奮発して、赤とピンクの薔薇、白いカラー、それに緑の麦撫子を束ねて貰ったら、赤い大輪のダリヤをおまけにつけてくれました。

軽装で出かけたのですが、汗まみれになりました。帰宅して花を活ける前にまず、アイスクリームを1個。季節は確実に、初夏へと移りつつあります。