横須賀線

富士霊園へ墓参に行きました。父方の従妹夫妻の車と、横須賀線の駅で待ち合わせしたのですが、東京駅で、目の前で列車のドアが閉まり、乗り遅れました。日頃横須賀線に乗らないので、次の列車に乗ればいいやと時刻表を見ると、何と33分後。なぜか彼女のケータイは通じず、最善策を訊こうとしても駅員はいない。やむなく東海道線で横浜まで行って乗り換えようとしたら、階段を上ってくる人の波に抗しきれず、また目の前でドアが閉まりました。以前のようには機敏に動けないことを計算して、行動しなければいけなくなったのです。

20分遅れで合流。途中のインターで、お供えに「丹沢あんぱん」という名産品を購入(丹沢と餡パンの関係は不明)しました。すると、行く手に雪を被った富士山が堂々の姿を現わしました。いろいろ経緯があって、亡父はこの夫妻のことを最期まで心配していたので、こうして揃って墓参に来たことを喜んでくれているな、と思いました。

ベゴニアの植え込みが鮮やかに咲く霊園に到着、平日なので人けはありません。墓石を拭き、竜胆の花と線香を上げ、麦酒とあんぱんを供えてお参りし、ほっとしました。今年は台風のせいで、木の葉は紅葉せずにちりちりと枯れていくようです。もう山茶花が咲き始めていました。

いつものように名鉄菜館で遅めの昼食を摂りました(ここのザーサイや、デザートは美味しい。今日のデザートは、濃厚なプリンの上に栗の甘煮が乗っていました)。その後順調に流れる東名を走り、後部座席の私たち2人はとめどのないお喋りを続け、午後5時に帰宅。朝の焦燥は胃にこたえましたが、ともかくも今年の務めを果たしました。