速射

半年ごとの眼科検診を受けに行きました。病院にいるのは、受付から支払いまで3時間くらいですが、瞳孔が開く薬を入れられるので、結局夕方まで仕事はできません。この大学病院は、圧倒的に男性の入試合格率が高いので、最近問題視されています。そう言えば、眼科以外では受診しても女性医師に出会いません。医師は男性、それ以外のスタッフはほぼ女性という役割分担ができあがっていて、それでスムースに運営されているのでしょうか。今後の究明が気になるところ。

視力、視野の検査が終わり、眼球の診察に呼ばれたのはもう正午過ぎでした。女性医師から、何も悪くなっていない、定期検診でなく症状が出たら来ればいい、と言われたのですが、おそろしい早口(人間わざとは思えない)で、半分も聞き取れない。女性医師にはときどき、こういう速射コメントをする人がいるなあ、忙しいだけなら男性も同じはず、患者に甘えさせないためかなあ、とぼんやり余計なことを考えてしまいました。日常の読書は裸眼、TVは近眼鏡、PC画面は老眼鏡で見ている、と言ったら、それでいいけどTVは・・・とまくし立てられ、聞き返す気にもなれず(いちおう肯定されているらしいから、まいいか)、しかし初診料を払うのはたいへんなので、半年後の検診をカルテに書いておいて貰うことにしました。眼と頭だけは、知らず知らずにわるくなっちゃった、というわけにはいきません。

バス2駅を歩き、途中で蕎麦を食べ、明日の墓参のための花と線香を買ってのそのそ帰りました。スーパーの店先に、赤と黄のグラデーションが綺麗な洋梨が出ていて、思わず買ってしまい、仏壇は、昨日買って来たラ・フランスも合わせて、洋梨が山盛りになりました。故人は洋梨はあんまり好きじゃなかったけど。