君の名は?

昨年、区役所が道路脇に置いてある住民の鉢植えを片端から撤去しました。肉屋の前のガードレールに寄せてぎっしり置いてあった鉢は、近所のアパート住まいの女性のものだったそうで、「貰って下さい」という札が出ました。我が家では、匂い菫と擬宝珠の小さな鉢を貰って帰りました。

よく見ると、匂い菫の鉢には、こぼれ種が落ちて芽を出したらしい蔦や雪の下や萩や花酢漿草も同居しています。蔦は切り詰め、花酢漿草は抜き、萩は他の鉢に植え替えました。本命は匂い菫でしたが、親指の爪ほどの大きさだった雪の下があれよあれよと大きくなり、ランナーを出し、ついに菫は咲きませんでした。擬宝珠も葉が茂るばかりで、未だ蕾の気配もありません。ま、雪の下も擬宝珠も、葉が食用になるからいいか、とそのまま育てることにしました。

ところがー植え替えた萩がすくすく伸び始め、枝垂れずに草頭に蕾が出ました。未だ若いから直立するのかと眺めていると、蕾が日ごとに白っぽくなる。白萩かな、それもいいか、と水をやっていたところ、今朝見て吃驚!黄色い小花が群がって咲いているのです。豆科ではありません。記憶にある、これに似た花をあれこれ思い出し、ネット検索したところ、草連玉(くされだま)にそっくりですが、葉先が丸いところが違う。

だれ?あんたは。