年越し2017

東京は朝、小雪がちらついて寒い大晦日でした。大掃除はせず、目についたところだけを片づけたのですが、書斎だけは全く片づきません。紙の山。仕事のけりが付かなければ片づくはずはないのです。諦めて、年越し蕎麦を食べに出かけました。以前は正月料理を作るかたわら、自分で茹でて用意していたのですが、せわしすぎる。数年前から、大晦日は遅い昼を蕎麦屋で食べることにしました。今日だけはコレステロールを無視して天麩羅蕎麦を。

大学院の頃から行きつけの蕎麦屋で、味がやさしい店です。以前はもの柔らかなお婆さんがいましたが、もう店には出て来なくなりました。買い忘れた物をあれこれ調達し、肉屋に予約していたお雑煮用の鶏肉を引き取り、「よいお年を」と言って帰りました。

掃除の後、お屠蘇を作りました。毎年、父が調合したのですが、しきりに味見をしながら楽しそうでした。それゆえ年越しにお屠蘇は欠かせません。お雑煮のだしにする干椎茸と昆布も水に漬け、第九が始まりました。例年なら未だ料理の途中で焦っている頃ですが、今年は殆ど出来合いの物を揃えたので、腰を下ろして、鮃の刺身と湯豆腐で、頂き物の日光誉を呑むことにしました。

来年は健康維持に努めたいと思います。皆様も、よいお年を。