紀元節

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鳥取は三十数年ぶりの大雪のようです。知人から玄関先が雪山になった写真が送られてきました。

雪の降る特異日というのがあるのかどうか、気象学上のことは知りませんが、12月14日(赤穂浪士討ち入りの日)、同24日(クリスマスイヴ)、1月15日(センター試験の日です)、そして2月11日(旧紀元節)は雪の印象がつよい。建国記念日が制定された年、私たちは紀元節復活に抗議して同盟登校しました。講義の代わりに学生自治会主催で、有名な哲学者と教育学の助教授の講演会がありました。その朝は大雪で、大塚キャンパスは文字通り膝を没する積雪でした。今ではあれほどの雪は東京には降らないでしょう。若い助教授は熱弁を振るい、圧倒され気味の私たちに、最後「たいへん激烈で恐れ入りますが」と締めくくったことを、今でも思い出します。