お知らせ

武者の世が始まる

軍記物語講座第1巻『武者の世が始まる』 松尾葦江編 (将門記・陸奥話記・後三年記・保元物語・平治物語・承久記) 2020年1月 花鳥社刊 まえがき 早川厚一 東国の武士たちと軍記 志立正知 『将門記』を拓く 佐倉由泰 『陸奥話記』冒頭考―『今昔物語集…

平和の世は来るか

軍記物語講座第三巻『平和の世は来るか―太平記』 松尾葦江編 2019/10/30発売(花鳥社) まえがき 小秋元段 忠義の行方―楠の刀 井上泰至 『太平記』諸本研究の軌跡と課題 -1990年代以降を中心にー 長坂成行 『太平記』と武家―天正本と佐々木京…

叙事に泣く

明日(10月6日)16:20頃から、和歌文学会(於國學院大学渋谷キャンパス2号館)で講演をします。要旨は以下の通り。詳細は和歌文学会のHPをご覧下さい。 『平家物語』の表現―「叙事に泣く」ということ― かつて『平家物語』の叙事と抒情という問題…

窓をあける

『文学研究の窓をあける―物語・説話・軍記・和歌』(石井正己・錦仁編 笠間書院)が出ました。2016年12月の講演会と、翌1月のシンポジウムを中心に本にしたものです。内容は第1部講演録、第2部海外から見る日本文学、第3部緊急共同討議「文学研究…

和歌文学会大会

和歌文学会第64回大会第一日目日程(予定) 2018年10月6日(土) 於國學院大学渋谷校舎2号館 14:00 開会挨拶:針本正行 14:10 講演:辻勝美 (休憩) 15:20 講演:豊島秀範 16:20 講演:松尾葦江 『平家物語』の表現―叙事に泣…

平家琵琶

国立小劇場で、6月2日に「日本音楽の流れⅡー琵琶ー」と題する邦楽公演があるらしく、案内が来ました。楽琵琶、盲僧琵琶、今井勉検校の平家琵琶「竹生島詣」、そして薦田治子さんたちの解説と共に、筑前琵琶、薩摩琵琶など近代の琵琶楽の演奏もあります。今…

書評・ともに読む古典

国語教育が御専門の高山実佐さんが、『ともに読む古典 中世文学編』(笠間書院 2017/3)の紹介を、國學院雑誌3月号に書いて下さいました。限られた誌面ですが、丁寧に読み込んだ紹介です。この本は文学愛好者だけでなく、現場の(必ずしも古典文学専…

芸能史研究会シンポジウム

第55回芸能史研究会大会 シンポジウム「<平家語り>の展開と継承」 日時:6月10日(日)13:30~17:30 会場:同志社女子大学純正館S014(今出川キャンパス) *来聴歓迎 基調講演:松尾葦江「『平家物語』諸本の発生と<平家語り>」 講師:…

平成30年度奨学基金募集

平成30年度公益信託松尾金藏記念奨学基金の募集が始まりました。本基金は、人文系大学院生に向けた給付型の奨学金です。募集要領や応募書類は、三菱UFJ信託銀行のHPに掲載されています。「三菱UFJ信託銀行 公益信託 奨学金」というキーワードで検索できま…

民族文化の会

(諏訪春雄主宰)民族文化の会 平成29年度12月例会 日時:12月24日(日)14:00(13:30開場) 会場:黛ホール(港区赤坂3-10-3黛ビル4階 地下鉄赤坂見附10番出口から 徒歩2分) 参加費:(茶菓代)¥1000 第一部 講演「源平…

益子参考館新収蔵特別展

新収蔵特別展 益子参考館内濱田庄司館(栃木県芳賀郡益子町益子3388) 2018年7月8日まで(月曜休館・祝日は翌火曜休館) 9:30~17:00 お問い合わせは0285-72-5300まで。

「悠久」151号は軍記物語特集です

「悠久」151号(特集・軍記物語) 刊行されました。 ご注文は(株)おうふう(03-3295-8771)まで。 <口絵>絵で楽しむ平家物語 解説:絵で楽しむ軍記物語 松尾葦江 諸本論から文学史へ―多様性の時代の代表文学― 松尾葦江 『将門記』と板東…

橋本敏江さんを偲ぶ会

前田流平曲奏者・橋本敏江さんは昨年10月24日に亡くなられました。百二十句通し語りを果たされ、「平家」全巻を語りで実演できる数少ない方でした。海外でも、国内の平家ゆかりの地でも度々演奏され、放送大学やNHKの「古典への招待」でも語って頂き…

資源セミナー

第375回資源セミナー講演会を下記の通り開催します。 会場とレジュメは30人分用意してありますので、一般の方も来聴歓迎いたします。 日時:平成29年 7月29日(土) 14時より 会場:〒112-0003 東京都文京区春日1-16-21 文京シビックセンター…

長門切からわかること

國學院雑誌5月号が出ました。拙稿「長門切からわかること―平家物語成立論・諸本論の新展開―」が出ています。昨年7月に投稿するはずだったのですが、諸般の事情で今月号になりました。 新出の長門切(「敦盛最期」2葉、「宇治合戦」2葉、「横田河原合戦」…

いま欲しい平家物語論とは

「リポート笠間」62号ができあがり、まもなく発送されます。国文学関係の学会会場でも配布されますが、はやく読みたい方は直接笠間書院へご注文下さい。 特集1は「いま全力で取り組むべきことは何か」、特集2は「デジタル化で未来をどう創るか」ですが、…

武者は自転車に乗って

『ともに読む古典 中世文学編』が出来上がりました。笠間書院の新刊予告で冒頭の6頁を試し読みできます。そろそろ春休みに何を読もうかとお思いの先生方が手に取れるように、という日程で進めてきたのですが、本は出来たものの流通網に乗せるのに手間取って…

ともに読む古典

古文を教える現場教師、ちょっと背伸びしたい高校生、孫が何を教わっているか知りたい祖父母、そして、かつて古文は苦手だった大人のあなたへ! 3月18日刊行予定。 松尾葦江編『ともに読む古典 中世文学編』(笠間書院) A5判・並製・カバー装・336頁 ISB…

東京学芸大学フォーラムが本になります 

『文学研究の窓をあけるー物語・説話・軍記・和歌』錦仁・石井正己編 笠間書院 2018年8月10日刊行 洪水神話と『源氏物語』 石井正己 東アジア文学研究の未来に向けて―『吉備大臣入唐絵巻』を中心に 小峰和明 古態論のさきには―平家物語研究をひらくⅡ …