国際協定

エレベーターで階上の主と一緒になり、コロナウィルスの話が出ました。中国はほんとのことを言ってませんなあ、と言われ、今後は日本政府のデータも同じように信用できなくなるかも、と返したら、未だ現役の相手は引き気味になりました。

ネット上で「楽園のこちら側」というHPを見つけ、COVID対策の記事「結果を出すということ」を読み、執筆者は医者らしい、文章も視野もしっかりしてるな、と読み進めていくうち、神戸の人らしい、『文藝春秋』に投稿しているらしい・・・と、TV画面で視たことのある画像にぶつかりました。クルーズ船内の感染防止についてYouTubeで警鐘を鳴らし、1日で取り下げた、あの人です(georgebest1969.typepad.jp)。

偶然たどり着いたので、彼が単なる騒動好きではないことが分かりました。クル-ズ船乗客への日本政府の対応についての疑問は、多くの人が持っていたと思います。病院船ではないのに2週間も閉じ籠めて、感染拡大しないわけがない。しかし、今重要なのは正しい記録を取っているかどうかです。今後も大規模な感染症は起こる可能性がある。その時今回の体験が役に立たなくてはなりません。官僚はもともと記録魔です。そうなるように教育されています。しかし現政府の下で、その伝統が無残に破壊されつつある、と感じるのは私だけでしょうか。

私がいま心配しているのはカンボジアのことです。首相自ら花束を持って歓迎し、2000人の乗客を首都へ移動させたようですが、もともと保健環境が十分なのかどうか心配だし、彼地はメコン川を通じて水陸両様の交通が盛んな所。アジア大陸全体に蔓延しなければいいが・・・なるべく早く、国際協定などを作って、こういう大人数・多国籍集団の扱いをどうするのか、いざという時の対応法を決めておくべきでしょう。