屏風絵でたどる 平家物語・第2回

屏風絵でたどる 平家物語への旅-絵から読み解く文学の世界

講師 伊藤 悦子

平家物語』を描いた屏風の中でも、一の谷合戦と屋島合戦を一対とした「源平合戦図屏風」(屏風絵では、この2つの合戦を対として扱うことが多かった)は、とりわけ人気が高かったようです。絵巻や絵本とは異なり、屏風絵では一つの画面にすべてが凝縮されています。『平家物語』をたどりながら、どのエピソードの、どの瞬間が、どの位置に描かれているのかを確認していきます。また、いくつかのエピソードを取り上げて、それらの舞台背景やゆかりの地なども紹介したいと思います。前回は「一の谷合戦図」を取り上げたので、今回は「屋島合戦図」を取り上げる予定です。

<講師紹介>伊藤 悦子(いとう・えつこ)
國學院大學大学院(文学研究科)単位修了、満期退学。専攻は軍記物語を中心とした中世日本文学。特に軍記物語を題材とする絵画資料や伝承などの研究に取り組んでいる。著書に『木曽義仲に出会う旅』(新典社)がある。

■ 日 時 2020年2月29日 (土) 13:00 ~14:30
■ 受講料(税込み)会員  3,080円   一般  3,740円
■ 場 所 ルミネ立川9階(立川駅北口)https://www.asahiculture.jp/course/tachikawa/d1b2e276-5cf3-2a60-adee-5db7e61f1d49
お問い合わせ先:042-527-6511 朝日カルチャーセンター立川