軍記物語年表

軍記物語講座第1巻・第4巻に掲載する年表の、3回目の作成打ち合わせをしました。会場には、作成者の1人加美甲多さんが勤務する、跡見女子大学文京キャンパスの1室を借りて貰いました。私にとっては、高校生時代から60年近く桜の咲く校門の前を通りながら、今まで入る機会がなく、今回初めて入る校舎。附属中高生が下校の際、校門で必ず回れ右をしてお辞儀をするので有名です。

しかし、春日通りに面した校門は附属中高の門で、大学の入り口は別にあると教えられ、複数の大学の学生が行き交う裏通りへ入って、やっと校舎に辿り着きました。2時間半で、2つの年表の統一点・相違点を確認、問題点を1つずつ潰していきました。どうやらかたちが見えてきて、分量的にも収められそうなめどが立ちましたので、あとは入稿―組み―点検―校正と進めていくことになりました。先週には第3巻掲載の「太平記3本記事対照表」が入稿し、組んだ上で分量を調整することになっています。

着々と作業は進み、軍記物語講座第3巻『平和の世は来るか』の論考も力作が揃いつつあります。太平記はみんな、言いたいことが溜まってたんだなあ、という感をつよく抱きました。この機運に乗って、初期軍記から後期軍記まで、全4冊を出し終わりたいものです。内容の詳細は本ブログのお知らせに掲載してありますが、いよいよ第3巻(第1回発売)の編集・印刷が進行し始めました。

ご期待下さい。