資金繰り

エアコンを取り替えました。あいにくエレベーターの点検と重なり、朝から作業するというので、久しぶりに目覚まし時計で起きました。幸い、天候もよかったので、午前中には済みました。支払いは2週間後。生活費2ヶ月分です。ヤオナイ(博多方言で、ちょっとたいへん、並大抵ではない、という意味。もとは「やわらかくない」という語らしい)。

老後の資金をどれだけ積んでおくべきか、という話題が議論を呼んでいますが、我が家ではこのところ、設備補修や耐久家財の買い替えが目白押しになって、資金繰りに頭を悩ませています。と言っても、収入は年金以外にあてがないのですから、優先順位を決めざるを得ません。エアコンは夏場は生命に関わるので、第1位。今年はウィンドウズを入れ替えなければならないので(PC関係は、丁寧に使おうがどうしようが、一方的に買い替えを迫られる)、第2位はPC。その後、給湯器、網戸、便器、洗濯機、カーテン、冷蔵庫・・・これらは30年生きる間には、2,3回は買い換えなければならないものばかりです。金融庁が出した問題の審議会報告書には、住居の補修費用や、大病をしたり、夫婦のどちらかが亡くなったりした際の経費が計上されていないことが指摘されていますが、我が家でも、もし突発的なことがあったら、と怖くなります。

現役で稼いでいた時には、特段贅沢をしなければ、必要なものを調達する資金の心配はしなかったのですが・・・これが日本の老後の現実です。定年後はあちこちへ物見遊山に出かけよう、毎週新しい花を買って活けよう、そんな小さな贅沢を夢見ていたのに。

尤も、旅に出られないのは資金のせいではないので、しょうがないか。