軍記物語の時代

軍記物語講座の第1巻・第4巻の付録として、年表をつけることになり、その作成者たちと編集者との打ち合わせに出かけました。場所は東京駅八重洲口近くの会議室ですが、30分ほど早く着いたので、近くの椿珈琲店に入りました。白いメードエプロンをかけたウェイトレスが、恭しく注文を聞きに来たのですが、豆を挽くところからやっているのか時間がかかる。テイクアウトにできないか、と言おうとしたところへ、やっと来ました。ドミタスのような小さなカップでしたが、味わう余裕もないままがぶ飲みし、¥1000の勘定(さすが八重洲口!)を払って会場に駆けつけました。

第1巻には初期軍記から承久記まで、第4巻には室町軍記を中心に収めたので、まず年代の幅を決めるところから始めました。軍記物語の時代を見渡せる年表が、この2冊で入手出来るようにしようというもくろみです。軍記物語関係だけでなく他の文学や政治・社会事象の項目をどのくらい拾うか、少ない紙数に収めるために表記をどう工夫するか、似たような企画から差別化するにはどうしたらよいか、等々の議論をし、作業手順を確認しました。

5月の10連休に、見本原稿を持ち寄ってすり合わせしようと決めて解散。昨日は、第2巻の付録作成者と、作成上の問題点を話し合いました。そちらは、来週にも見本原稿持参で、編集者と打ち合わせしようと決めたところです。ひとつずつ困難を乗り越えて、軍記物語講座ができあがっていきます。