平和の世は来るか

軍記物語講座第三巻『平和の世は来るか―太平記』 松尾葦江編   

                2019/10/30発売(花鳥社)

まえがき                        小秋元段 

忠義の行方―楠の刀                   井上泰至

太平記』諸本研究の軌跡と課題

 -1990年代以降を中心にー             長坂成行

太平記』と武家天正本と佐々木京極家の関係を中心に- 和田琢磨

 『太平記』における禅的要素・序説            小秋元段

太平記』の禅学、宋学―遺偈と『孟子』と殷周説話とー  森田貴之

太平記』の表現―方法としての和漢混肴文―       北村昌幸 

南朝歌壇と『太平記』―『新葉和歌集』を中心に―     君嶋亜紀

太平記』の周辺―連歌師と『太平記』―         伊藤伸江

言語資料としての『太平記』-神田本の語法-       吉田永弘

壒嚢抄の『太平記』利用                  小助川元太

太平記』と兵法書―「七書」の受容をめぐって―     山田尚子 

『理尽抄』『難太平記』から見た「青野原合戦」

 -『太平記』注釈書としての『理尽抄』の可能性-    今井正之助

近世演劇と『太平記』-『仮名手本忠臣蔵』成立まで-   黒石陽子

南北朝内乱と『太平記』史観-王権論の視点からー     呉座勇一

太平記』流布本・西源院本・天正本記事対照表      李章姫 

あとがき                        松尾葦江

 *花鳥社の公式サイトに本書の企画会議、『太平記』の絵画資料や伝本書誌に関する 

  コラムが掲載されています。目次の詳細、執筆者紹介も見ることができます。

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