シニア女子会

高校時代の同期会の女子会に出ました。卒業したのはいちおう男女共学の都立高校ですが、もと女子校のナンバースクールだったので、当時の生徒数は女子2男子1、成績は圧倒的に女高男低(その後帰国子女受け入れに特化したり、進学先の浮き沈みがあったりして、今ではすっかり様変わりしています)。同窓会や同期会とは別に同期の女子会を起ち上げた人がいて、もう30年近く、秋桜の咲く時季に昼食会が開かれるのです。私は定年近くなってから参加するようになりました。

西銀座から銀座8丁目まで、冷たい雨の中を歩きましたが、大通りはすっかり外国のブランド店に占領された感じでした。会場は日本料理の席で、参加は18名。賑やかに始まりました。10年前までは、趣味仲間と世界を飛び回っているとか、孫の世話で忙しいとかいうスピーチが多かったのですが、今日は、後期高齢者目前で体調を崩したとか、断捨離がなかなか進まないとか、濡れ落ち葉のような夫が重い(この話題はかなり盛り上がっていました)とか、高齢者住宅に入ったとかいうスピーチが続きました。

後期高齢者目前で、夫はよぼよぼになり・・・と切り出すので黙って聞いていると、ゴルフやエアロビクスに殆ど毎日出歩いている、という話だったり、十数年別居していた夫と久々に同居したが、互いに自由にやってます、という話だったり、油断できない話題の続出でした。

料理の最後は、榛の実と豆の炊き込み御飯で締めくくられました。ランチョンマットには、「能登かけて銀河おちゆく風の盆」という俳句が、印刷されていました。