8月の本

本屋へ注文した本を受取りに行きました。近所の本屋は次々潰れて、15分以上歩いて行かねばなりません。カウンターで受け取る前に隣りのコンビニ(いつの間にか、本屋の半分がイートインのコンビニに改装されていた)で飲料を買い、まず新刊書と文庫本の棚をチェックしました。戦争本の棚がぎっしり詰まっているのに吃驚、8月が近いのです。私も伊藤桂一の本を買い足しました。

スーパーへ行こうと区役所を通り抜けたら、地下の広場から音楽が聞こえます。昼休み無料コンサートの開催日に当たっていたらしい。フルートと、篳篥、笙の女性トリオが音合わせをしていました。「グリーンスリーブス」の一節です。急いでユニクロ成城石井で買い物を済ませ、戻ってみると、今度は装束をつけ、フルートでなく横笛が入った3人でした。「雅楽三昧中村さんち」というグループだそうです。「越天楽」と「黄鐘調調子」「拾翠楽」を聴きました。隣に座った女性は楽譜を取り出していたので、雅楽に興味のある人は少なくないのでしょう。最後に「グリーンスリーブス」が演奏されました。輪唱のような編曲になっていて、いかにも雅楽らしく、納得しました。

雷雲が広がってくるのを気にしながら、1階のカフェでホットドッグを頼んだら、「どちらにしますか」と訊かれ、どう違うのと聞き返したら、アメリカンは薄くて・・・と言うので???―珈琲の説明でした。暑さが続いて誰もが集中力を欠いているらしい。本屋は注文を1冊間違えて取り寄せていたし、コンビニでは携帯電話やペットボトルの忘れ物対応に店員が駆け回っていました。小さな不注意はご愛敬ですが、危険な現場などでは命に関わります。気をつけなくては、と思いながらバスに乗りました。