カオトム

東京駅へ、6月の京都行の切符を買いに行きました。ぶじ購入。駅ナカが増えたなあときょろきょろしながら、小さなタイ料理の店へ入って、胃腸にやさしいものをと、タイ雑炊(カオトム)を注文しました。辛いかなと心配しましたが、鶏挽肉のだしが利いていて美味しい。日本の家庭料理と変わらないようですが、薬味に、梅干しでなくフライドガーリックやパクチーがついてきました。タイは、水田風景や小学生のランドセル姿など、日本人にはなじみやすい国なのです。

向かいの店に「栃木名産」の幟が出ていたので、ふらふら入りました。おつまみやおやつなど、気軽に買える量にパックした各地の名産品が並んでいます。地方勤務を経験すると、地元ではこういう商品開発にどれだけ苦労しているかが分かるようになり、いろいろ棚を物色しました。山形の甘海老の干物、宮城の牡蛎の燻製、千葉のザワークラウトなど、食卓をちょっと楽しませるものを買ったのですが、さて栃木は・・・いまひとつ、キレが足りない。県民のソウルフードであるレモン牛乳のプリンや、とちおとめのどらやきなどが出ていましたが、結局、ココ・ファームの乾し葡萄を使った、金谷ホテルのベイクドチョコレートの小箱を買いました。帰って開けてみたら、金粉が散らしてあって、さすが日光!と感嘆。一晩仏壇に上げて、明日のおやつに試食します。

地下鉄の駅を出て、濃い紫のロベリアを1鉢買って帰りました。しばらくは保つ?と花屋の親父に訊いたら、「毛づくろいしてやらないと駄目だよ」とのこと。花殻を摘んでやれ、という意味らしい。早速、猿の蚤取りのような手入れをして、仕事の合間に視線を休めるさきへ置くことにしました。