書評・ともに読む古典

国語教育が御専門の高山実佐さんが、『ともに読む古典 中世文学編』(笠間書院 2017/3)の紹介を、國學院雑誌3月号に書いて下さいました。限られた誌面ですが、丁寧に読み込んだ紹介です。この本は文学愛好者だけでなく、現場の(必ずしも古典文学専攻ではない)国語教員に向けて編んだ本ですが、その意図をよく汲んで頂き、この紹介記事そのものが、教育現場に向けた熱いエールになっています。

その後も一般読者や教育現場に向けて、古典文学の世界へ誘う本が、いくつもの版元から引き続いて出されています。現場の方々は忙しくて、かまっていられないのかも知れませんが、研究者や版元に対して注文、要望を言って頂くことが、遠回りをしても明日に繋がります。

國學院雑誌3月号は、1冊¥210(送料別)。お問い合わせは國學院大学広報課(電話03-5466-0130)まで。