座談会「古典のあり方」

國學院雑誌2月号に座談会「古典のあり方をめぐって」が載っています。賑やかで、しかしよく話が噛み合った座談会です。中国文学の川合康三さん、西洋文学の沓掛良彦さん、万葉集上野誠さん、欧米から来て日本文学を研究しているワトソン・マイケルさん、そして過不足なく一座を捌いている司会の河野貴美子さんという顔ぶれ。まず人選がよかったのでしょう。一読をお奨めします。

談論風発の観がありますが、前半が、古典にはもとからの古典と近代になって古典とされたものの2種がある、ということ、後半は、翻訳・現代語訳の問題が大きなテーマになっています。

また本誌には、千々和到さんが徳江元正さんの追悼文を書いていて、故人の面影が髣髴とします。

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