ワッフル

同い年の友人と会って、この春計画している小さな集まりの打ち合わせをしました。街は冷蔵庫の中のようです。昨夏開店した、ワッフルが売りのカフェに入りました。友人はこれから新年会に行くというので、1皿を分け合うことにしたのですが、けっこう量があって食べるのに忙しく、9ヶ月ぶりの雑談や、有望な若手研究者の噂あれこれなども忙しくて、簡単な相談だけで後はまた連絡するから、ということになりました。

耳が遠くなったので学会に足が向かない、という話。補聴器を誂えに行ったら、未だ早すぎる、補聴器は雑音をも拾ってしまうのであまり早期からつけると嫌気が差すからよした方がいいと言われた、講演は引き受けるがシンポジウムの司会は断ることにしている、という話。目下シンポ準備中の私は、不安になりました。顔を見ながら聞くとよく聞こえるので、会議室では全体が見渡せる席に座ることにしている、と言ったら、自分が議長のときは、話が見えすぎて、ときには困ることもあるそうです。

軍記物語は歴史社会学派以来の「語り」黄金伝説を未だに引きずっているが、説話文学の方は早くからその幻想を捨て、書き言葉の文学という観点が定着したね、という話もしました。その他いろいろ―1時間があっという間でした。