年の瀬2017

スーパーへ正月用食材の買い出しに出かけました。今年はもう大がかりな肉料理はやめにして、野菜を主に手で持てるだけ買いました。ミニアスパラガス、ラディシュ、ルッコラ、トレビス、ミニ胡瓜、わさび菜。菊膾、長芋の漬物、それに鯛スモーク、つくね団子、蒲鉾は白銀。するめや明太子は福岡から来ているし、酒もあるし。栗も黒豆も蕗味噌も、だし昆布も買いました。残念なのは伊賀の日ノ菜漬がなかったこと。母の実家の味、父の好物でした。

ごった返す街で若いお父さんの押すベビーカーに、何度もぶつかりそうになりました。男が押すベビーカーはこわい。足を怪我したり赤ん坊連れだったりの時は弱者として歩かなければいけないのに、男には弱者の作法がないからです。つまり人を無理に追い抜いたり、隙間に突っ込んだりしない、相手が譲ってくれるのを待つ、もしくは譲ってやり過ごす、という歩き方です。尤も男ばかりでなく、世田谷にいた時は、スマホを見ながらベビーカーで突っ込んでくるヤンママに、恐れをなしました。

歳末の買い物客だけでなく、アイドルグループの名入りの毛布を体に巻き付けた若者が飲み物などを買っていました。近くでコンサートがあるのでしょう。

バスを降りて、いつものお薬師さん前で注連飾りを買おうとしたら屋台に売り手がいない。しかたなく、近くの大衆食堂で半ラーメンを食べてから行ってみたら、同じ店で湯麺を食べていた人が売り手でした。去年はヘビメタ風の濃化粧のお姐さんが一緒に来ていましたが、今年は品数も少なく売り手は1人。法被も着ていません。時の流れでしょう。よいお年を!と言い合って、帰りました。