リハビリ

5月末に転倒して右膝の靱帯を損傷し、外出が不自由でしたがようやく痛みが取れ、自己流のリハビリ態勢に入りました。スポーツをやっていないので大きな怪我をした経験がなく、大学院時代に足首を捻挫して以来でした。あの当時は勤め先が決まらず、高校の非常勤を週16時間掛け持ちし、家事にも逐われていて(しかし家族は私が忙しがるのを嫌がるので、朝食後の珈琲を済ませるまではゆっくりしたふりをし、玄関を出たとたんに走るような日々でした)、玄関の前で捻挫したまま4時間授業をして帰ってきたら、高熱が出て震えが止まらず、近所の接骨院で手当てをして貰いましたが、今でも右のくるぶしは変形したままです。それで、専任になった方が楽(当時の都立高校は週14コマがノルマだった)と考えて教採を受け、専任教諭になりました。

子供の頃は裸足で駆け回り、転んで膝の出血が止まらぬほどの怪我もしたのですが、知人から「子供の時の転倒と、大人になって頭が重くなってからの転倒では、怪我が全く違う」と笑われました。医者は「永くかかるよ、3週間安静!」と言っただけだったため、鎮痛剤を避け、小さな椅子に座って(つまり膝を曲げたまま)仕事をしながら安静にした所存でいたのが、永くかかった原因のようです。

未だ正座ができず、重い物を持って永く歩くことや、掴まらずに階段を昇降することができませんが、治る見通しが立ちました。親の家の処分で疲労が溜まっていたのと、2年前から腰痛で使い始めた杖を何とかやめようと焦っていたことが遠因だと、反省しました。お見舞やご心配の言葉を下さった皆様、ありがとうございます。「怪我の高名」にコメントを書いてくれた佐藤孝さんは、あの頃の非常勤先の教え子の1人で、大手通信会社に勤めていたはず。以前、「第三世代の開発をやっています」という手紙をくれたのですが、無知な私が、第三世代って何かと訊いたので呆れたらしく、しばらく音信不通になっていたのでした。