平家琵琶のワークショップ

文京区の芸術文化祭記念事業「日本の響き、世界の調べ―琵琶とシルクロード」のチケットを買いました。平家琵琶の研究者薦田治子さんの解説で、薩摩琵琶、平家琵琶、中国琵琶、ウード、リュート等の演奏があります。文京シビック小ホールで11月25日17:00開演、¥3000。

この日、公開講演ワークショップが同じ場所で行われます。10:30からは多種の琵琶を扱うワークショップ、12:30からは平曲の「祇園精舎」を歌ってみるというワークショップ。小学5年生以上各回15名、無料。応募は往復葉書で10/27までにとあり、お問い合わせは文京シビックホールのホール事業係「楽器ワークショップ」担当まで。

今や平家琵琶の継承は風前の灯です。もはや、失明したから検校になって平曲を、と入門する人はいません。薦田さんは、邦楽の素養のある人たちに楽譜から平曲の節を覚えて貰って保存しようという活動をしています。国文学者の鈴木孝庸さんは、故橋本敏江さんから習った平曲のほかに灌頂巻の伝授を受けて、一部平家(平家物語全巻の語り)を完遂しようと、横浜の翠嵐高校で月1~2回のペースで語っています。こちらのお問い合わせは直接025-261-1486まで。