薔薇とオジサン

給水公苑に薔薇を観に行きました。水道局が配水池の上に蓋をして薔薇を植えた公園です。今が真っ盛り、さまざまな種類の薔薇が咲き、空気はその香りで満たされていました。ベンチの端に座って、(日曜版なので)新聞を2時間近くかかって読みました。平日に来ると、サボっている中学生や営業マンにベンチが占領されている(道路より高くなっているので見つかりにくい)のですが、今日は写生に来た子供たち、車椅子を押す老夫婦、乳母車に赤ちゃんを乗せた若いお父さんなどが出入りしていました。

違和感があったのは、初老の男たち3人とフリルだらけのコスチューム(女子用語ではフリフリと言います)を着た若い女性(モデルでしょう)のグループ。花を写すのではなく、ベンチに土足で乗ったり柱に抱きついたりする女性を、嬉々として撮りまくり。アマチュアの撮影会なのでしょうが、オジサンたちがそのモデルに向かって、世間一般の女性のことをババア、ババアと言って話すのです。あんたらはもう彼女側の世界の男ではないよ、とつっこみたくなりました。

薔薇の名前にはなぜか楽曲絡みのものが多い。サラバンドとかカリンカとかチャールストンとか。プリンセスミチコも咲いていました。歳月の流れを、改めて思いました。

帰宅したら、紫外線に灼かれたのか、腕の皮膚がかるい炎症を起こしていました。