鎌倉歩き

日本史の坂井孝一さんから、「NHK総合テレビ4月21日(金曜日)午後8時から放送の『歴史秘話ヒストリア』に少しだけ出演することになりました(全体で43分ほどの放送時間のうち、私が出演する「鎌倉」の部は13分ほど、再現ドラマやアナ単独の部分などを入れて編集しますから、私が画面に映るのはせいぜい2~3分程度です)。」というメールが来ました。3月3日にロケをし、井上あさひアナと鶴岡八幡宮や永福寺跡の史跡などを見て歩きながら、鎌倉の知られざる見どころや歴史について話し、NGも出したし、ロケバスというものにも乗ったし、とにかくいい経験だった、とのことです。この回のコンセプトは、GW前に有名な観光スポットの知られざる見どころや歴史を紹介するというもので、伊勢・鎌倉・富士山の3箇所を取り上げるのだそうです。

出演のきっかけは、坂井さんの著書『源頼朝と鎌倉』(吉川弘文館)にNHKのプロデューサーが注目したことだそうですが、この本はコンパクトながらよくまとまっていて、楽しい本です。

3月3日のロケなら、梅がやっと咲いているかどうかでしょうね。鎌倉は、色とりどりの木の芽が出る頃から新緑にかけての時季が美しい。禅寺が多いせいか椿のみごとさにも驚きます。

45年前、高校の遠足は鎌倉の六国峠縦走でしたが、昼の弁当も立ったまま食べるようなハードなもので、爾来鎌倉は健脚向き、と敬遠しがちになってしまいました。

それでも家族や友人と何度も行き、初夏の鎌倉文学館の薔薇、萩の咲く常永寺で振る舞われたぼたもち、真夏にゼミの学生を連れて行った永福寺発掘現場など、それぞれに同伴者の記憶と共に思い出します。