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寄居町

従妹の納骨に埼玉県の寄居(よりい)町のお寺まで出かけました。北条氏の城、鉢形城趾の中を抜けて行きます。桜、花桃、連翹、杏、雪柳、菜の花、花大根、色とりどりの花が咲き乱れ、鶯が鳴き、人影の殆どない、静かな所でした。

同い年でしたが癌が見つかってから3ヶ月、あっという間に逝ってしまいました。未だどこかにいるような気がしていたのですが、納骨が済み、立ち去りながら振り返った時、初めて涙が出ました。

女ばかり5人姉妹の真中に生まれ、恋愛結婚で福岡から東京へ嫁ぎ、子供2人を育て、孫もでき、現役の腕利き営業ウーマンのまま亡くなりました。苦労もあったに違いありませんが、なすべきことはなし終えたと安心して、先へ逝ってしまうなんて、ずるい・・・と言いたくなります。老少不定、無常迅速―年齢順に死ぬとは限らない、死は人が思っているよりずっと速く追っかけてくる。中世以来言われ続けて来たことですが、改めて身近に感じます。