医学博士留学支援金

知人を介して、奨学基金運営の経験を聞きたいので会いたい、との申し入れがあったので、銀座へ出かけました。一篤志家の遺産をもとに一般財団法人を設定、博士号を取った医学生の海外留学を支援する基金を作る準備をしている、というお話でした。指定する大学が推薦した若手の中から書類選考と面接とで選び、十数名を数年間支援する予定だそうです。帰国後講演などで成果を発表してもらう、ということでした。やがて準備が整ったら、官報に広告が出るでしょう。うまく行くといいですね。

70代の方々が協力して準備しておられるようで、それぞれ医療に関しては一家言おありとお見受けしました。私が関わっているのは公益信託で、文系大学院生の学資の支援ですから、いろいろ事情は違いますが、運営する際の留意点、こじれるとむつかしくなる問題などを申し上げ、成功をお祈りして席を辞しました。