青山墓地

青山墓地へお参りしました。母方の祖父母の墓には樒の古木の花が咲き、しんとしていました。30代で亡くなった友人の墓の前には河津桜が満開で、目白がつつき落とした花がふんわりと散り敷いていました。当時小学1年だった娘とその娘2人(今は小学生)と待ち合わせて、4人で草をむしり、お参りしました。掌を合わせる子どもたちに、「心の中でいろいろお話しするんだよ」と教える娘の傍に立って感無量でした。死の床にあった友人が、見舞いに来た娘の姿を見たとたん、みるみる顔がやわらいで、胸を打たれたのは37年前です。往時茫茫・・・

桜並木は桜色にけぶってはいましたが、木によって0分咲きから6分咲きまでいろいろ。老木ほど咲き急ぐのでしょうか。

墓地を見渡せるティールームを見つけ、降り出した雨を見ながらお喋りをしました。帰宅して家の鍵を取り出したら、キーホルダーに紅色の花びらがはさまっていました。