明日へ翔ぶ

人文系大学院生の論文19本を収めた論文集『明日へ翔ぶ―人文社会学の新視点―』第4集ができあがりました。全458頁。主な内容は以下の通りです。お問い合わせは風間書房(電話03-3291-5729)まで。

 

 口絵(松尾金藏)「武漢の風景」、「卓上静物」

『明日へ翔ぶ』発刊を祝う(高山英勝) 

ルカ・シニョレッリ作《フィリッピーニ祭壇画》の聖ボナヴェントゥーラ像をめぐる

考察(森  結)

牛島憲之と二人の画家―坂本繁二郎、ジョルジュ・スーラに通底するもの―(荻野絢 

美)

写真のリアリティ再考―観賞における時間意識「今」の点から―(江本紫織)

パリのヴィラ=ロボス―『ショーロス』から『ブラジル風バッハ』へ―(木許裕介)

ジャン・アヌイ『アンチゴーヌ』における二つの喪の変奏(大谷理奈)

ビルダングスロマン(“Bildungsroman”)としてのアメリカマイノリティ文学―サンドラ・シスネロスの『マンゴー通りの家』とエドウィッジ・ダンティカの『息吹、まなざし、記憶』―(仲本佳乃)

初出漢字筆記過程からみた子どもの書字習得の発達―「なぞり」と「視写」の比較による―(尾上裟智)

特別支援学校における音楽アウトリーチ導入の意義と課題(市川友佳子)

当事者研究」の教育方法学的意義に関する研究(小山美香)

高等学校国語科における表現力を育む授業づくり(土井康司)

形態隣接語の意味活性化効果は語長によって規定されるか(吉原将大)

ウイルタ語における与格を伴う形動詞句の機能について(森貝聡恵)

戦後日本における病床供給の構造(高間沙織)

地域住民による在地資源を活かした農村開発―東北タイ農村における換金作物としての野菜作りを事例に―(高良大輔)

会津恵日寺と徳一菩薩(永山由里絵)

近世日朝関係における倭館統制に関する一考察(小堀槙子)

幕末福岡藩における刑事内済の一事例(仲村慎太郎)

近世における伊勢商人の家族に関する研究―三井家を事例としてー(太田未紗)

年官制度の展開―中央と地方の連関―(手嶋大侑) 

基金に提出された研究成果報告書

跋(松尾葦江)

執筆者一覧

公益信託 松尾金藏記念奨学基金の概要