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つくも神

日々雑録

区役所が未使用食器の回収をする日なので、何箱か持って行き、小さな石鹸を貰って帰りました。家具・器物類の整理をした日は何故か眠れません。殊に陶磁器には不思議な存在感があって、家に古くからあった品を手放す時は、人との永訣のような疲労感が残ります。

室町物語(御伽草子、中世小説ともいう)に、煤払いの日に捨てられた古道具たちが人間を恨み、化け物となって祟ろうとするが折伏されるというストーリーの「付喪神(つくも神)」という作品があります。百鬼夜行絵巻などにも影響を与え、一見ユーモラスなようですが、器物類の断捨離を始めてからは何となく他人事とは思えなくなりました。