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白拍子

研究会で落合博志さんの発表を聴きました。タイトルは「白拍子と中世文学」。白拍子という芸能が実際どういうものだったのか、中世文学にはどのように登場するかを、例によって博捜した資料を駆使して、お話し下さいました。

落合さんはレジェンドの人です。買い集めた木活字(大変な貴重品です)を、都指定のゴミ用ポリ袋にざらざら入れて母校に持参し、学生に触らせながら書誌学を講義した、という逸話があります。落合さんのお話は無理しても聴きに来ないと、20年、30年は書いて貰えないから、と始まる前に囁き合いました。平家物語の成立論をひっくり返すほどの資料を発見しても、なかなか論文に書いてくれない。単著も出してくれない。今回の発表も、20年前の宿題をこの場で、という前置きから始まりました。